こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、TOEFL iBTとITPの違い、それぞれの難易度、おすすめの試験対策を解説します。
また、試験対策に役立つおすすめの参考書・問題集、受験当日の持ち物や試験の流れ、注意すべきことも解説しています。
TOEFLの受験を検討している人や試験対策・役立つ参考書や問題集を探している人はぜひ、参考にしてみてください。
eBook版OFFICIAL TOEFL iBT TESTS Vol.1 4th EditionとeBook版OFFICIAL TOEFL iBT TESTS Vol.2 3rd Editionの教材セットです。合計10セットの過去問題を集めており、10回分の同レベル・同形式テストを解き尽くしたら実力アップが狙える教材となっています。
TOEFL iBT®テスト受験でスコアアップを目指している方向けの1冊です(最新の第6版のeBook版)。紙のテキストではなく、ファイル転送サービスを通じPDF書籍をダウンロードしてご利用できるのが特徴です。この参考書にはリーディングセクションやリスニングセクションを知るための演習問題の他に、スピーキングセクションの各出題タイプ別の解答ポイントやライティングセクションでより良い作文を書くためのWriter’s hand bookが付いています。
TOEFL iBTテスト作成団体ETSによる良質なクオリティのアクティビティが60時間、200以上用意された公式eラーニング教材です。利用開始から6カ月間、何度でも繰り返し学習でき(プレポスト、ポストテストを除く)、自分のペースで無理なく確実にスコアアップへの道を目指せます。
TOEFL iBTとTOEFL ITPの違いとは?
TOEFLは英検やTOEICとならび多くの英語学習者が受験する試験ですが、そもそもiBTとITPにどのような違いがあるのか理解していない人も多いです。
TOEFL iBTとTOEFL ITPは次の4項目が違うので、比較しながら見ていきましょう。
問題数・出題範囲
TOEFL iBTとITPの問題数・出題範囲は以下のような違いがあります。
TOEFL iBT | TOEFL ITP | |
問題数 | 64〜85問 ※2023年7月26日より54問へ変更 | 95〜140問 |
出題範囲 | Reading Listening Speaking Writing | Listening Grammar Reading |
特徴 |
|
|
試験時間
TOEFL iBTの試験時間は約3時間、TOEFL ITPは約70分〜2時間です。
iBTにはリスニング問題の後に10分間の休憩があり、ITPは休憩なしで試験が進みます。
また、iBTは会場入りした人から順番に試験が開始する反面、ITPは一斉に試験を開始するので、試験の終了時間も異なります。
さらに、2023年7月26日からTOEFL iBTのみ試験時間が2時間に短縮され、途中の休憩時間も廃止されるので、該当日以降に受験予定の人は注意しましょう。
受験料
TOEFL iBTの受験料は実施する国ごとに異なり、日本国内で受験する場合は7日前の申し込みで約34,000円です。
TOEFL ITPは団体プログラムのため受験者数や受験形式によって変動があり、約2,500〜3,000円で受験できます。
また、試験のキャンセルや日程変更はそれぞれ費用が発生するので、なるべく予約した試験日に受験しましょう。
キャンセルの場合は試験日の4日以上前の手続きで受験料の50%が返金され、日程変更の場合は約7,000円の費用を支払う必要があります。
スコア表
TOEFL iBTの満点は120点、TOEFL ITPは677点で設定されており、それぞれのスコアは以下のとおりです。
TOEFL iBT | TOEFL ITP |
111〜120 | 640〜677 |
100〜110 | 600〜639 |
90〜99 | 577〜599 |
79〜89 | 550〜576 |
71〜78 | 527〜549 |
61〜70 | 500〜526 |
51〜60 | 467〜499 |
41〜50 | 437〜466 |
31〜40 | 397〜436 |
0〜30 | 310〜396 |
TOEFL ITPとiBTならどっちが難しい?
TOEFL ITPとiBTは難易度にも大きな差があり、それぞれの内容に合った試験対策が必要です。
また、スコアの活用方法も異なるため、次の2つに注意して受験しましょう。
TOEFL ITPとiBTの難易度
多くの英語学習者が受験している英検やTOEIC、IELTSと比較して、TOEFL ITPとiBTの難易度を見ていきましょう。
TOEFL ITP | TOEFL iBT | 英検 | TOEIC | IELTS |
673〜677 | 118〜120 | ー | ー | 9.0 |
670 | 115〜117 | ー | ー | 8.5 |
660〜667 | 110〜114 | ー | ー | 8.0 |
630〜657 | 102〜109 | ー | 970〜990 | 7.5 |
600〜627 | 94〜101 | 1級 | 870〜970 | 7.0 |
577〜597 | 79〜93 | 820〜870 | 6.5 | |
550〜573 | 60〜78 | 準1級 | 740〜820 | 6.0 |
521〜549 | 46〜59 | 600〜740 | 5.5 | |
500〜520 | 35〜45 | 2級 | 550〜600 | 5.0 |
470〜499 | 32〜34 | 500〜550 | 4.5 | |
450〜469 | 31 | 準2級 | 450〜490 | 4.0 |
TOEFL ITPとiBTは何のために受けることが多い?
TOEFL iBTは留学や海外大学への進学する場合、TOEFL ITPは学内のクラス分けや昇級する場合に英語能力の証明として使われています。
また、TOEFL iBTはTOEFL主催団体から採点されるスコアなのに対し、TOEFL ITPは委託先で採点したスコアです。
そのため、TOEFL ITPのスコアを持っていても、公式スコアでないと成績として受理されない場合が多く、海外留学や進学する際は注意が必要です。
TOEFL ITPは2レベル別形式なので注意!
TOEFL ITPはレベル1とレベル2の2種類で構成されています。
どちらもListening、Grammar、Readingの3セクションですが、それぞれの違い・スコア範囲について解説します。
2レベル別形式とは?
TOEFL ITPはレベル1、レベル2の2種類のレベルから試験を選べます。
レベル1はTOEFL iBTと同じ問題数、スコア範囲で構成されており、レベル2より難易度が高い特徴があります。
それぞれの問題数、解答時間を以下にまとめました。
レベル1 | レベル2 | |||
Listening comprehension | 50問 | 約35分 | 30問 | 約22分 |
Structure and Written Expression | 40問 | 25分 | 25問 | 17分 |
Reading comprehension | 50問 | 55分 | 40問 | 31分 |
合計 | 140問 | 約115分 | 95問 | 約70分 |
TOEFL ITPのレベル1・2 のそれぞれのスコアは?
それぞれのスコア範囲は以下のとおりです。
レベル2はレベル1より問題の難易度が下げて作成されているので、スコアも100以上差があります。
レベル1 | レベル2 | |
Listening comprehension | 31〜68 | 20〜50 |
Structure and Written Expression | 31〜68 | 20〜50 |
Reading comprehension | 31〜67 | 20〜50 |
合計スコア | 310〜677 | 200〜500 |
TOEFL iBTとITPのおすすめの試験対策は?
TOEFL iBTとITPは次の3つを軸に試験対策をしましょう。
受験目的や目安のスコアを決めておく
TOEFLの試験対策で最も効果的なのは、受験目的やスコアの目安を決めて勉強に取り組むことです。
TOEFL iBTはITPより試験項目が多く、それぞれの内容に合った試験対策をしないと高得点を狙えません。
また、ITPのスコアは進学や海外大学の編入などでは使用できません。
そのため、どのような目的でTOEFLを受験するのか、獲得したいスコアの目安を決めておくことで効率よく試験対策ができます。
単語帳・熟語でアカデミック対策
TOEFLは大学の授業を想定した試験内容になっているので、学術的な英単語・熟語が多く登場します。
そのため、過去問や練習問題を多く解いても、単語や熟語対策が不十分だと高得点を取るのは難しいです。
TOEFLの受験が決まったらまずは、頻出英単語・熟語を暗記することからはじめましょう。
また、TOEFLでは単語の言い換えもよく使われるので、同じ意味の単語を複数覚えておくことも高得点獲得のコツです。
過去問や模擬試験で本番の練習をする
TOEFLの試験時間は2〜3時間以上あり、高得点を取るにはかなりの集中力と体力が必要です。
そのため、過去問や模擬試験を使って本試験の練習をすることが、本番でもしっかり実力を発揮できる秘訣です。
本番と同じような環境で問題を解くことで集中力・体力を鍛えられ、各セクションの時間配分もイメージしやすくなります。
試験対策に役立つおすすめの参考書・問題集はこれ!
TOEFLの試験対策に役立つおすすめの参考書・問題集をジャンル別に以下にまとめました。
参考書・問題集選びで困っている人や人気の参考書を探している人はぜひ、参考にしましょう。
- 【単語帳】TOEFLテスト英単語3800 CD付 4訂版
- 【文法】TOEFL ITPテスト文法問題攻略 改訂版
- 【リスニング】改訂版 完全攻略!TOEFL ITP® テスト リスニング
- 【リーディング】TOEFL ITPテストリーディング問題攻略
- 【スピーキング】新形式対応 TOEFLテスト集中攻略スピーキング 改訂版
【単語帳】TOEFLテスト英単語3800 CD付 4訂版
TOEFL ITPとiBTの頻出単語が3800語収録されている単語帳です。
別紙の分野別英単語ではTOEFLで出題される26分野の情報がまとめられており、専門用語や知識を学べます。
TOEFL ITPとiBTに必要な単語が網羅された一冊なので、単語帳選びに迷ったら手に取ってみましょう。
【文法】TOEFL ITPテスト文法問題攻略 改訂版
TOEFL ITPの文法問題でよく出るポイント、解き方のコツが細かく解説してある参考書です。
問題文で注目すべきポイント、TOEFLの文法で問われやすい内容がわかりやすくまとめられているので、文法が苦手な人でも読み解く力を身につけられます。
また、演習問題と模擬試験も収録されており、TOEFLの文法問題を攻略したい人や高得点を狙いたい人にもおすすめです。
【リスニング】改訂版 完全攻略!TOEFL ITP® テスト リスニング
出題傾向や問題・選択肢から聞き取るポイントを見つける方法など、リスニングを攻略できる情報が詰まった一冊です。
解説や演習問題以外にも、実践練習として役立つ模試問題が4回分収録されています。
さらに、過去問を使った重要表現の一覧や質問文の出題パターンなど、リスニングが苦手な人でも克服できる内容になっています。
【リーディング】TOEFL ITPテストリーディング問題攻略
TOEFLの主催・運営団体ETSで公認トレーナを務める五十峰聖先生がリーディングのポイントをわかりやすくまとめた参考書です。
攻略ポイントと練習問題では、よく出題される問題パターンや得点に繋がる解き方が丁寧に解説されています。
また、模擬試験3回分と重要語彙リストも収録されているので、実践練習や語彙力強化にも最適です。
【スピーキング】新形式対応 TOEFLテスト集中攻略スピーキング 改訂版
発売から累計100万部を突破し、TOEFL受験者から選ばれ続けている参考書です。
パート別に出題傾向を分析し、高得点に繋がる解答方法や採点基準などが解説されています。
さらに、重要表現集では紹介されている内容をそのまま暗記するだけでいいので、効率的に学習できます。
TOEFL受験当日の持ち物や試験の流れ
TOEFL受験当日の持ち物や試験の流れは以下のとおりです。
持ち物
当日は以下のものを持っていきましょう。
- 顔写真付きの身分証明書(パスポートや運転免許証)
- Registration Number(予約番号)
- 鉛筆と消しゴム
また、TOEFL iBTの場合は会場に鉛筆とメモ用紙が準備されているので、持参する必要はありません。
>> 持ち物の一覧を見る
「TOEFL iBT試験の持ち物は何が必要?」「持ち込みが禁止されているものはある?」「TOEFL iBT試験当日の流れは?」こんな悩みを抱えていませんか?TOEFLでは試験時間・受験環境・持ち込み物など細か[…]
試験の流れ
試験は以下の流れで進んでいきます。
当日の流れをイメージしておくとリラックスして受験に臨めるので、よく確認しておきましょう。
- 受付にて身分証明書を提示
- 秘密保持誓約書へサイン
- 顔写真の撮影
- 手荷物をロッカーに預け入れ
- 試験会場へ入場
- 筆記用具・メモ用紙・マイクを確認
- 試験開始
- リスニング終了後、10分休憩(TOEFL iBTのみ)
- 試験再開
- 試験終了
TOEFL iBTの場合はリスニングセクションが終わった後、10分間の休憩時間があります。
ただし、休憩時に携帯やスマートフォンを使うとカンニングと見なされてしまうので注意しましょう。
TOEFL受験で注意すべきことは?
TOEFLの試験では、次の2つに注意して受験しましょう。
TOEFL ITPは書き込み禁止?
TOEFL ITP®︎テストは問題冊子に書き込み(Note Taking)ができます。
2015年12月に書き込みを許可する旨が発表され、リスニング以外のセクションでもメモや書き込みが可能です。
ただし、TOEFL ITPは団体向けの試験なので、受験団体によっては書き込みが認められない場合があります。
受験する際は、事前に書き込みの可否を確認しておきましょう。
イヤホンやヘッドセットは使えない?
TOEFL ITPを自宅で受験する場合、イヤホンやヘッドセットの使用は禁止されています。
そのため、使用するパソコンのスピーカーやマイクが正しく作動するか、事前に確認しましょう。
まとめ
TOEFL iBTとITPの違い、おすすめの試験対策、試験対策に役立つおすすめの参考書・問題集を解説しました。
TOEFL iBTとITPは試験時間や出題範囲も違うため、それぞれの試験に合った対策が必要です。
また、スコアの活用方法も異なるため、受験目標や獲得したいスコアを明確にしてから受験するのがおすすめです。
おすすめの試験対策や参考書、問題集を参考にして、TOEFL iBTとITPの受験に挑みましょう。
eBook版OFFICIAL TOEFL iBT TESTS Vol.1 4th EditionとeBook版OFFICIAL TOEFL iBT TESTS Vol.2 3rd Editionの教材セットです。合計10セットの過去問題を集めており、10回分の同レベル・同形式テストを解き尽くしたら実力アップが狙える教材となっています。
TOEFL iBT®テスト受験でスコアアップを目指している方向けの1冊です(最新の第6版のeBook版)。紙のテキストではなく、ファイル転送サービスを通じPDF書籍をダウンロードしてご利用できるのが特徴です。この参考書にはリーディングセクションやリスニングセクションを知るための演習問題の他に、スピーキングセクションの各出題タイプ別の解答ポイントやライティングセクションでより良い作文を書くためのWriter’s hand bookが付いています。
TOEFL iBTテスト作成団体ETSによる良質なクオリティのアクティビティが60時間、200以上用意された公式eラーニング教材です。利用開始から6カ月間、何度でも繰り返し学習でき(プレポスト、ポストテストを除く)、自分のペースで無理なく確実にスコアアップへの道を目指せます。